はしかについて (Japanese)

はしかは感染力が高く、重症化する恐れのある疾病です。発熱、発疹、咳、目の充血や涙目などの症状を引き起こします。これは主に、はしかにかかった人が咳をしたり鼻をかんだりした後に空気に乗って広がります。

child with measlesはしかの症状は接触後7~21日の間に現れます。はしかは、発疹が現れるおおよそ4日前~発疹が現れてから4日後の間に人に伝染します。つまり、はしかの特徴である発疹が出る前に、はしかを広めてしまう危険性があります。

はしかへの接触において最もリスクが高くなるのは、ワクチン未接種の方、妊娠されている方、生後6ヵ月以内の乳児、免疫システムが弱っている方などです。以下のいずれかが当てはまる場合、はしかに対する免疫があると考えられます:

  • 1957年以前に生まれた方
  • はしかへの免疫を示す血液検査の結果を得たことのある方
  • これまでに医療機関からはしかと診断されたことが確実な方
  • はしかのワクチンを完全に接種した方(生後12か月から3歳までの子供は1回、4歳以上は2回)。

以下の表は、地域におけるはしか感染例の報告の頻度を示しています:

スノホミッシュ郡
ワシントン州
201703
201868
2019190
202001
20210--


まばらな感染や小さなクラスター感染は通常、はしかが広く流行している別の国への渡航後にウィルスが持ち込まれたことで生じます。より大きな流行も同様の形で始まることがよくありますが、その後にウィルスがワクチン接種率の低いネットワークやコミュニティに侵入することで大きく広がっていきます。2回接種のはしかワクチンは安全性が高く、使用されている中で最も効果的で長期間持続するワクチンの一つです。2回接種を受けた人がはしかに感染するのは稀です。2019年の流行では、ワクチンを2回接種していた人は全感染者うちのわずか4%でした。  

ワクチン情報

両親や保護者は、https://wa.myir.netで、またはかかりつけの医療機関に問い合わせることで、子供の免疫状態を確認したり、免疫状態の証明書を印刷したりすることができます。

ワクチンは、18歳になるまでのすべての子供に無料で提供されます。医療機関がワクチン接種の費用を請求する場合で、両親または保護者に支払う余裕がない場合は、医療機関にこの費用の放棄を求めることができます。法律によって、家族が支払えないことを理由として、かかりつけの医療機関から子供が推奨ワクチンの接種を受けずに返されることはありません。